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紙:プライバシー情報保護シール
印刷:特色1C
加工:PP加工
[crew]
印刷/有限会社コスモテック
素材提案・デザイン/野口尚コ(NOGBo2X)

コスモテックさんが新しい加工を……って、またですか!
相変わらずの探究心に便乗して、名刺の箔押しをお願いしたついでに、同じ版を使い回して作ってもらってしまいました。興味津々。

制作していただいたのはコスモテックの青木さん命名の『デタッチ名刺』。
デタッチ……? あ、"de-touch"ですね。
接頭語の(de-)の表す「分離」がこの加工のポイント。

デタッチ名刺の特徴は、
1:はじめは名刺サイズのシール。
2:それを平らな面にペタッと貼る。
3:剥がすと粘着面と名刺が分離して、カード状の名刺に!
というもの。

……伝わりましたでしょうか。
イメージとしては「こちらからおはがしください」のついた圧着ハガキのような感じです。
剥がすと、くっつかなくなる。それが名刺サイズのシールになっているイメージで。

というのも、これ、元は個人情報保護用に、記入したところを隠すために貼る保護シールなのだとか。
だから剥がした裏面が隠蔽用のブラックになってるんですね。ものは使いよう……。

印刷した表面にも強度UPの意味なども含めてPP加工してあるのですが、剥がした面もグロスPPの質感です。
元がシールのため紙の層が薄く、両面PPでハリがあるのにぐにゃっと曲げられるくらい柔らかい。この質感も面白いですね。

使い方としては、例えば、会社案内のファイルに名刺を貼付けて渡しちゃう→名刺は剥がせば通常の名刺として使える、とか。
同様にDMのハガキに貼付けたり、元がシールなのを生かして封筒の封止めにしちゃうのもアリかもしれません。
頑張って普通の名刺にピッタリ合わせて貼り付ければ、ビッ◯リマンシール的な感じに……(試しにやってみました)。

剥がした側には透明のフィルムだけが残るので、元の隠蔽性を生かして名刺の下にサプライズのメッセージを仕込んでおくのも面白いんじゃないでしょうか。
ポスターに一面、デタッチ名刺を貼付けて、剥がしていくとだんだん下地が見えてくるとか……。

さらに注目したいのは機能だけじゃなく、これがシール印刷機で作れること。
印刷・PP加工・カットがワンパス(一度のライン)でできるんですね。
様々な機能のあるモジュールを組み換えられるシール印刷機ならではの加工です。
(そのへんの詳しいことは、ぜひコスモテックさんにお問い合わせください^^;)

ただ、今回は箔押しに使った金属板を使い回してもらったのと、刷色を薄ーい水色にしていただいたためか、別のロール紙でシール印刷機を通したものに比べてエッジがにじんでいるような印象。
(通常、シール印刷は樹脂版で印刷されることが多いようです)
元の素材との相性? PP貼ってるから?
青木さん、そこらへんの影響の出方、教えてください。

この加工、名刺だけじゃなくアイデア次第でまだまだ応用できそう。
シール印刷ってあまり情報が出回ってないですが、なかなか奥が深そうです。